経動脈的微細血管塞栓術(TAME)は、カテーテルを使ったに新しい低侵襲な運動器カテーテル治療法です。

奈良県立医科大学附属病院 整形外科・四肢外傷センター/放射線・核医学科・IVRセンター運動器疼痛(モヤモヤ血管)に対するカテーテル治療

治療例

経動脈的微細血管塞栓術(TAME)症例

左の五十肩による慢性的な疼痛:男性

約半年前から左肩の痛みが出現し、夜も痛みで起きてしまい熟睡できないような状態でした。
湿布や塗薬、関節への注射をしたが効果がなく、当院の整形外科・四肢外傷センターの先生の紹介で運動器疼痛に対するIVRを知り受診されました。

黒く蛇行した線が血管です。カテーテルと「造影剤」という薬剤を用いることで、血管だけを観察することができます。

【図1】治療前
〇で示した淡く染まっている箇所が、疼痛部分に増殖した血管です。
【図2】治療後
淡く染まった箇所が消失しているのがわかります。

治療当日の夜には痛みで目が覚めることがなくなりました。