学生教育
病気を正確に画像としてとらえ,切らずに治療できる方法の開発と普及に取り組んでいます.当教室では下記の通り,大学における学生教育にも力をいれております.
第2学年
研究室配属実習(リサーチ・クラックシップ)において学生の受け入れを行い.研究マインドの育成を行っています.海外留学も可能です.
第3学年
臨床講義において,『画像診断・IVR』を担当しています.また,関連する科目につき,当教室でも共同で担当しています.
『画像診断・IVR(講義コード:I24428)』
概要 |
1) 臨床における放射線診断の位置づけと価値を理解するために,診断学の基礎を理論的に把握する. |
目標 |
1) 放射線医学の基本的事項を理解する. |
第4,5学年
2週間臨床実習において,当教室では1週間の臨床実習を担当しています.
月 | 午前 | オリエンテーション IVR総論・病棟紹介 |
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午後 | 画像診断総論 | |
火 | 午前 | 骨盤画像診断 |
午後 | 血管病について | |
水 | 午前 | 腹部画像診断 |
午後 | 消化管画像診断 | |
木 | 午前 | 神経放射線診断 |
午後 | 胸部画像診断 | |
金 | 午前 | 急性腹症の画像診断 |
午後 | 脳神経・血管領域の画像診断とIVR・総括 |
第5,6学年
4・8週間臨床実習において,学生の受け入れを行っています.Lectureを中心に,各種カンファレンスへの参加やエコー実習,IVR見学を行っています(医学生が臨床実習で許容される基本的医行為(下記)に準じます).学会やセミナーへの参加も積極的に行っています.
講義スケジュール例
また,臨床TBLやPBLの一部講義についても当教室員が担当しています.
※医学生が臨床実習で許容される基本的医行為(放射線医学)
水準Ⅰ 指導医の指導・監視のもとに実施が許容されるもの |
水準Ⅱ 状況により指導医の指導・監視のもとに実施が許容されるもの |
水準Ⅲ 原則として指導医の実施の介助または見学にとどめるもの |
1.診察 〇全身視診,打診,触診 〇簡単な器具(聴診器,血圧計)を用いる全身の診療 |
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2.検査 〇画像診断 超音波 MRI(介助) 〇放射線学的検査 血管造影(介助) CT(介助) 〇採血 静脈(末梢) 〇穿刺 嚢胞(体表) 膿瘍(体表) |
UGI Ba-enemaの介助 動脈(末梢) |
〇読影レポートの作成 〇消化管内視鏡 〇気管支鏡 〇血管造影(カテーテル操作) 〇造影剤の注入(末梢,動脈) Ba-enema 〇超音波下穿刺,CT下穿刺 〇超音波下生検,CT下生検 |
3.治療 ○介護的業務 体位変換 ○処置 |
○導尿、浣腸 ○胃管挿入 ○皮内、皮下、筋肉 |
○静脈(中心)、動脈 ○動脈塞栓術 ○局部麻酔 |
○注射 | ○静脈(末梢) |
○輸血 ○各種穿刺による排液 |
4.救急 〇バイタルサインチェック 〇気道確保(エアウェ イによる) 〇人工呼吸、酸素投与 |
〇気管内挿管 〇心マッサージ 〇電気的除細動 | |
5.その他 〇カルテ記載(症状経過のみ学生のサインとともに書き入れ、主治医のサインを受ける) 〇健康教育(一般内容に限る) 〇検査の説明(一般内容に限る) |
〇患者への病状説明 | 〇家族への病状説明 |