初期研修プログラム
研修期間 | 6週間以上(1年目の選択は9月以降) |
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最大受入可能人数 | 5人 |
放射線・核医学科を考えている研修医の先生はもちろん、将来どの診療科に進むとしても、現在の医療ではCTやMRIなど、画像とは切っても切り離せない関係にあります。
放射線・核医学科における研修では、1日約10例の読影を目標とし、6週間の研修で約300例の読影経験を積むことができます。自らの進む分野に絞って読影するのも、ジェネラルに読影するのも自由です。分からないことがあれば、読影室の豊富な蔵書で調べたり、気軽にスタッフに聞いたりできる良好な環境で研修が可能です。読影だけでなく、エコー室や胃透視、IVRなど手技も豊富で、他科でも通用する技術を学ぶことが可能です。
研修目標
- どの診療科に進んでも通用する画像診断力の基礎を養成する。
- 頭部・胸部・腹部における緊急疾患を見抜く力を養成する。
- 腹部・頸部の超音波検査を自ら実施できる。
- IVRの適応や治療の流れについて理解する。
研修スケジュール(参考例)
※医局長面談などを通じて希望に沿った柔軟なローテートを計画します。
※ローテート中の希望変更にも随時応じます。
例1:基本的な読影を中心としたローテート(病棟受け持ちなし)
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
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午前 | RI | US | IVR(腫瘍) | MR | US |
午後 | 読影室 | CT | IVR(腫瘍) | 読影室 | 読影室 |
例2:IVRを中心としたローテート(希望により病棟受け持ちあり)
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
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午前 | 読影室 | IVR(血管) | IVR(腫瘍) | IVR(血管) | US |
午後 | CT | IVR(血管) | IVR(腫瘍) | IVR(血管) | 読影室 |
※当直 月4回程度(休日の日直を含む)
豊富なカンファレンス
・モーニングカンファレンス 週2回(木・金) 午前8時~8時30分
日々の症例での疑問点を検討する(読影、IVR、エコー、、モダリティは問いません)。
・イブニングカンファレンス 週3回(火・水・木)午後5時30分~6時
日常遭遇する難解症例~専門医試験レベルの症例(IVR、読影)を専門医より提示。
検討する。
他科とのカンファレンスも充実しています。
- 3科合同カンファレンス (放射線科・消化器内科・消化器外科)
- 血管カンファレンス(放射線科・心臓血管外科)
- Gyneカンファレンス(放射線科・産婦人科)
- Uroカンファレンス(放射線科・泌尿器科)
- Margenカンファレンス(放射線科・消化器内科)
- Chestカンファレンス(放射線科・呼吸器内科・呼吸器外科)
- 乳腺カンファレンス(放射線科・乳腺外科・病理診断科)
学会・セミナー参加や発表も積極的に推奨しています
- 日本医学放射線学会総会(4月。横浜)、日本医学放射線学会秋季臨床大会(9-10月)
- 日本IVR学会総会(5-6月)
- 日本画像医学会(2-3月)
- 前期臨床研修医のための画像診断セミナー
- JCRミッドサマーセミナー、ミッドウインターセミナー など
他にも多くの学会・研究会に初期研修医の先生方にも参加いただいています。
放射線科で研修した実際の研修医の声
- CTやMRIの適応について改めて勉強できました(内科)。
- 範囲が広くて勉強も大変ですが、とてもやりがいがありました(放射線科)。
- 優しい先生方が多く、質問しやすい雰囲気でした(神経内科)。
- 腹部エコーが自信をもってできるようになった(消化器内科)。
- IVRでの穿刺の技術は救急科でPCPSを回すときなど役立ちました(外科)。
- 中央部門として画像を通じて院内にどのような患者さんがいるのかを把握できて、楽しかった(放射線科)。
- ある意味で総合診療科と同じぐらいGeneralだなと思いました(内科)
- 救急科を回る前に放射線科を回っていてよかった(精神科)。
- 学会発表をさせていただきました(泌尿器科)。
当科での研修にご興味のある方はお気軽に放射線・核医学科医局(0744-29-8900、rad@naramed-u.ac.jp)まで!!
他院からの見学や研修も随時受け付けています。(入局案内はこちら)